Googleアナリティクスの検索キーワードをバブルチャートで分析
2017.10.31/アクセス解析
2017.10.31/アクセス解析
Webサイトを運営している方なら、自分のサイトを訪れるユーザーがどのようなキーワードで検索して訪問しているのか気になりますよね。
検索エンジンから訪れるユーザーが、どのようなキーワードで検索して訪問しているのかを、Googleアナリティクスを使って確認することができます。
検索キーワードは「ユーザーニーズを言語化したもの」と言えます。
この検索キーワードのデータをバブルチャートでわかりやすく可視化し、分析しやすくする方法をご紹介します。
Googleアナリティクスでの検索キーワードの確認方法などについてわからない方は下記記事を御覧ください。
▶ 検索キーワードからユーザが何を探してサイトに来たかを知ろう!
縦軸と横軸の間に、大きさを変えたバブル(円)を分布し、それぞれの相関関係を調査します。X軸で1つの変数、Y軸で1つの変数、円の大きさで1つの変数という形になります。今回はこのバブルチャートをGoogleアナリティクスから抽出できる検索キーワードに関するデータで作成します。
その際のグラフの内容は下記になります。
▼グラフの内容(指標)
・「円」がサイトに流入してきた検索キーワード
・「円の大きさ」がセッション数
・「X軸」が直帰率
・「Y軸」が新規セッション率
▼グラフの内容(位置)
・右下:リピートセッション率が高く、直帰率が高い
・右上:新規セッション率が高く、直帰率が高い
・左上:新規セッション率が高く、直帰率が低い
・左下:リピートセッション率が高く、直帰率が低い
検索キーワードのデータを抽出して誰でも簡単にバブルチャートを作成できるものをご準備させていただきました!
下記、ご自由にご活用ください!
下記のURLにGoogleアナリティクスと同様のアカウントでログインした状態でアクセスしてください。
▶検索キーワード カスタムレポートテンプレート
対象のビューを選択して「作成」をクリックすることでカスタムレポートを利用することが可能となります。
このカスタムレポートは検索キーワードのデータを簡単に抽出するためのものとなります。このカスタムレポートからデータをダウンロードして利用してください。
上記のカスタムレポートからデータをダウンロードしたデータを下記のスプレットシートに反映します。
▶ 検索キーワード分析バブルチャート サンプル
※コピーして利用してください。
スプレットシートの下記の表の数値をカスタムレポートからダウンロードした数値をコピーして反映します。
※リピートセッション率に関しては関数にて自動計算されるため、入力は不要です。
上記の数値を入力することでバブルチャートが自動生成されます。
グラフに反映された検索キーワードのデータから読み取れることをご説明します。
本来はもっともあってはいけないキーワードになります。
サイトに繰り返し訪れている(=サイトのことを知っている)にも関わらず、すぐに離脱してしまっているため非常に問題があるキーワードとなりますね。。。多くの場合は、検索キーワードに直接関連する情報が少ない、あるいはファーストビューに検索キーワードに関する内容が見つからないといった原因が存在します。
上記を解決するためにコンテンツやレイアウトを見直すことで直帰率を下げられる可能性があります。
この位置にあるキーワードの多くはユーザーが初めてサイトに訪れるきっかけになっているキーワードになります。ですが、すぐに離脱してしまっているため、新規ユーザーの獲得の機会損失になっているキーワードといえます。
ユーザーが求めている情報がランディングページ内に記載されておらず、直帰してしまっている可能性が高いです。ランディングページから更にもう1ページ見てもらうために出来ることを考える必要があります。
例えば、そのページには新しい人が訪れることが多いこと分かっているので、直帰率を下げるために「初めての方はこちら」といったリンクを用意してあげるとか。あるいは同じジャンルのコンテンツへの案内をしてあげるとかとか。。。
この位置にあるキーワードでライディングすることの多いページを確認して対策を考えてみましょう!
この位置にあるキーワードは新規ユーザーが多く、サイトに滞在をしてくれる優良キーワードになります。
新規ユーザーを集めたい場合は、これらのキーワードからの流入を増やすために、キーワードそのもの及び関連したキーワードのコンテンツを充実させていくと良いですね。
この位置にあるキーワードはサイト名やブランド名などのキーワードなどが属することが多いです。
リピーターのサイト回遊、そして結果的に成果に繋がりやすいキーワードが該当します。
これらのキーワードを増やしていくことが大切になってきますね。
バブルチャートでの検索キーワード分析いかがだったでしょうか?
可視化してみることで数値データだけではわからなかったことに気づくことができるかもしれません。
上記のバブルチャートですが、お気づきの方もおられるかもしれませんが、これを参照元やページに置き換えることで同様の分析を行なうことが可能となります。
数値データとにらめっこするだけではなく、可視化を行なうことで新たな発見を体験してみてください。
では!