ABテストとは?テスト結果から最適化を行おう!

2017.11.07/アクセス解析

ABテストとは、サイトのページやクリエイティブ変更の効果を測定するためのテスト手法です。

最近では、検索広告(SEM)でのコンバージョン効果をあげるためのLPO(ランディングページ最適化)対策として、このABテストが注目を浴びており、WebのABテストを簡単に行うためのツールなども提供されています。

今回はABテストについてご紹介します。

ABテストとは?

ABテストとは、「ある特定の期間にページの一部分を2パターン用意して、どちらがより効果の高い成果を出せるのかを検証すること」です。 

例えばボタンの色はどちらの色がより結果を出せるのか?といったヴィジュアル一つでもコンバージョンへの影響するため、小さな部分の改善を繰り返していきます。ABテストは、プロにしかできない難しいものではなく、ABテスト専用のツールを使うことで、だれでも始められます。 

ABテストのメリット

予算がなくても実施でき、かかる工数も少ない。

大規模な予算がなくてもできる

サイトのリニューアルを考えているが予算の関係などで大きな改修が行えない場合は、まずABテストでサイトの小さな改善を積み重ねていけます。それによって、リニューアルといった大幅な刷新までできずとも、サイト全体の効果をあげることにつながります。 

すぐに実施できる

ABテストは、小さな部分改修なので大きな工数をかけずに、比較的手軽に実施できることも強みです。別の記事でご紹介する予定ですが、現在は簡単に扱える無料のツールが沢山あり、検証もしやすくなっています。

<<追記>>ABテストを無料で行なうことが出来るツールについて下記のページにまとめました。
▶ ​Googleオプティマイズの使い方を解説!無料でできるABテスト!

ABテストのデメリット

テストの結果が大きく左右されやすく、そもそもある程度のデータが必要。

どこをどのように変更するのか?で大きくテストの結果が変わる

ABテストは、ただやるだけではなぜ効果が上がったのか?などを後から検証できません。そのため、仮説をどれだけ明確に持てるかが大事になっていきます。仮説の作り方については、この後詳しくご紹介しますので、参考にしてください。

ある程度のデータ量が必要

ABテストは比較検証です。そのため、どちらの方が効果が良かったか?を知るために、ある程度のユーザーがこのサイトのABパターンどちらも見る必要があります。目安としては、検証の数は成果の計測するページに100ユーザーは欲しいです。計測するページをどこに設定するかにも依りますが、PVが2000以下のサイトでは検証に時間がかかると思われます。 

ABテストを行なう際の注意点

目的を明確にする

ABテストの目的は、最終的にはコンバージョン率の向上です。
ただし、小さな改善一つひとつがすぐコンバージョン率に繋がるというわけではありません。
そのため、比較する対象としてはコンバージョン率に間接的に寄与する値で比較するのをおすすめします。

1つ1つのテストを目的を持って、ABテストを実施していき分析していくことが大事です。
なんとなく作ったAに対して、全く違う印象を与えるBを用意し、テストの結果に大きな差が出たとしても、どの要素が作用して効果が上がったのか見極めることが難しくなります。クリエイティブの用意は、この要素の差を明確に定義して作成することが重要です。

仮説を持ってテストを行なう

「こうすればよくなるのではないか?」という仮説を持たずに検証をすることは、むしろページのCVを下げることにつながります。
「こういうユーザーの心理があるから、こういうパターンを試す」など常に仮説はもっておきましょう。 

一箇所ずつテストを行なう

ABテストをやる時は、いろいろなものを変えてみたくなるものだと思います。
しかし、2箇所以上を同時に変えてしまうと、一体何が原因で成果がでたのか?が分析しにくくなってしまいます。
そのため、焦らずに1箇所ずつテストをするようにしてください。

一定数以上のデータが必要

ABテスト結果の有意性を判定するために必要なサンプル数が一定数以上必要となります。

必要な母数の計算は、とても複雑な統計学のお話しになってしまうので、少し異なりますが、世論調査のサンプリング数の数値でお話しさせていただきます。
世論調査を行うサンプリング数の目安としては、1万人で1,300件のサンプリングが必要となり、母数が増えても2,000件のサンプリングがあれば可能とされています。

商品・サービス・サイト特性などにより違いますが、一般的にどれくらいのサンプル数が必要かという平均値を知っておくことは重要なポイントです。平均値を知るには、Optimizely社が無償で提供しているサンプルサイズカリキュレーターが便利です。

▶ サンプルサイズカリキュレーター

このツールは、例えば上記の通り現在3%のコンバージョン率を20%あげたい場合、12,000人がテストのバリエーション毎に必要だということを事前に把握することができるツールです。これが実際のアクセス数とかけ離れたサンプル数が必要であれば、テスト内容やテスト対象ページを見直すきっかけにもなりますので、目安としてまずは必要サンプル数をシミュレーションしておくことをオススメします。 

まとめ

ABテストとは?というところから、行う上での注意点や優先事項をご紹介させて頂きました。サイト改善は、制作や開発のメンバーも巻き込んで対応することが多いので、かなりの工数をかけることになります。 より効果の高いテストを行うためにも、サイト改善やABテストの実施の仕方について一度見直してみてはいかがでしょうか。 

実際にABテストを行なう際には、ツールの導入が必要になってきます。有料のツールのイメージが大きいですが、最近では無料でABテストを行なうことができるツールも増えてきています。またABテストを行なうことができるツールもこのサイトでご紹介していきます!

では!

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<<追記>>ABテストを無料で行なうことが出来るツールについて下記のページにまとめました。
▶ ​Googleオプティマイズの使い方を解説!無料でできるABテスト!
 ユーザー分析やABテストが無料!?Juicerの使い方について